Pythonはとても多機能なプログラミング言語で、いろいろな機能をもった 関数 を、簡単につかえるように用意してくれています。その機能の数はあまりにも多いので、使いやすいように目的や種類ごとに分類して提供されます。こういった、Pythonが機能を分類する単位を、モジュール といいます。
例えば、三角関数や対数など、多くの数学関連の機能は、mathという名前のモジュールに分類されています。モジュールに入った関数を利用するときには、まずそのモジュールを import
文で インポート します。
import文¶
import
文は、利用するモジュールを次のように指定します。
import モジュール名
次の例は、math
モジュールを使えるように指定します。
In [37]:
import math # mathモジュールを使用する
モジュールをインポートしたら、
モジュール名.関数名()
の形式で、そのモジュールの関数を使えるようになります。
math
モジュールには、平方根を計算する sqrt() 関数 が登録されています。sqrt()
を利用するときは、次のように import
文で math
モジュールをインポートして呼び出します。
In [38]:
import math # mathモジュールを使用する
math.sqrt(2.0) # インポート済みの mathモジュールを使って、平方根を計算する
Out[38]:
In [39]:
import calendar # calendarモジュールを使用する
calendar.prmonth(2020, 12) # 2020年12月のカレンダーを表示する