Pythonでは、学校で習った算数と良く似た形式で四則演算を行えます。
演算 | 式 |
---|---|
足し算 | a + b |
引き算 | a - b |
かけ算 | a * b |
割り算 | a / b |
余り | a % b |
べき乗 | a ** b |
かけ算と割り算の記号が ✕
と ÷
ではありませんが、この書き方に慣れてください。
In [8]:
10 * 20
Out[8]:
a % b
という式は、 a
を b
で割った余りを求めます。
In [9]:
5 % 3
Out[9]:
In [10]:
10 % 2
Out[10]:
負の値は、数字の前に -
(マイナス)記号を付けて記述します。
In [11]:
-100
Out[11]:
次の式は正の 100
と -99
の足し算です。
In [12]:
100 + -99
Out[12]:
正しく計算できますが、ちょっと見にくいですね。こういうときは、かっこを付けて
In [13]:
100 + (-99)
Out[13]:
と書くようにすると、間違いにくくなります。
a ** b
は、 $a^b$ を計算します。
In [14]:
10 ** 3
Out[14]:
実数(float型)¶
これまでに出てきた数字は、すべて 1
, 2
, 3
, ... のような整数ばかりでした。
整数ではなく、1.5
のような実数を使う時は、普通の数字とおなじように .
をつけて記述します。
In [15]:
0.1
Out[15]:
Pythonでは、実数は 浮動小数点数(floating point number) という形式で、 float型 と呼ばれます。
小数点以下が 0
でも、.
がついていれば整数ではなく float型です。
In [16]:
100.0
Out[16]:
整数とfloat型¶
整数の値と整数の値を演算すると、結果は整数になります。
In [17]:
10 + 20
Out[17]:
整数とfloat型の値を演算すると、結果はfloat型になります。
In [18]:
10 + 20.0
Out[18]:
割り算の結果は、整数同士の割り算でも、float型になります。
In [19]:
2 / 3
Out[19]:
3 / 3
のように割り切れる場合でも、答えは整数の 1
ではなく、小数点以下が 0
のfloat型になります。
In [20]:
3 / 3
Out[20]:
In [21]:
3 / 2
Out[21]:
整数除算(3 // 2
)では、小数点以下を切り捨てて 1
になります。
In [22]:
3 // 2
Out[22]:
float型同士の整数除算でも、小数点以下は切り捨てになります。
通常の除算 3.0 / 2.0
は 1.5
になりますが、整数除算の場合は 1.0
になります。
In [23]:
3.0 // 2.0
Out[23]: