ふだん、いろいろなファイルの操作にWindowsエクスプローラを利用していると思いますが、プログラミング用に利用するときには、少し設定を変えておく必要があります。
ファイル名拡張子¶
日頃、MS WordやExcelで文書ファイルを作成して保存すると、ファイル名の最後に .docx や、.xlsx などの文字がついていると思います。一般的に、ファイル名の最後にはファイルの種類を表す文字を指定することになっており、.docx はMS Word、.xlsxはExcelの文書ファイルに付けられる名前です。
このように、ファイル名の最後につけられた、ファイルの種類を表す文字のことを 拡張子 と呼びます。Windowsエクスプローラは 拡張子 を参照して文書ファイルのアイコンを表示したり、マウスでダブルクリックしたときに実行するアプリケーションを決めたりします。
ファイル拡張子の表示¶
Windowsエクスプローラの既定値では、.xlsxのように、Excelなどの決まったアプリケーション専用の拡張子は、表示されない設定になっています。しかし、プログラミング作業ではいろいろな種類の拡張子のファイルを使う必要があるため、拡張子が見えないと不便です。そこで、設定を変更して、常に拡張子を表示するようにします。
ファイル拡張子の設定方法¶
ユーザフォルダと隠しファイルの表示¶
Windowsでは、エクスプローラを起動すると ドキュメント や ダウンロード などの、それぞれのユーザごとに専用のフォルダが用意されています。これらの、各ユーザ専用のフォルダは、全て ユーザフォルダ と呼ばれる特別なフォルダに格納されています。
通常、ユーザフォルダは c:\Users
フォルダに、ユーザー名をフォルダ名として作成されます。例えば、ユーザー名が pythonjp
なら、ユーザフォルダは c:\Users\pythonjp
となります。
Windows10では、ユーザフォルダはエクスプローラで表示されないようになっています。しかし、プログラミング作業ではひんぱんにユーザフォルダを利用するので、エクスプローラから使用できないのは不便です。そこで、次の手順でエクスプローラの設定を変更し、ユーザフォルダを表示するようにします。
また、エクスプローラでは、一般ユーザが利用しないファイルやディレクトリは表示されないようになっています。しかし、プログラミング作業では、そういった特殊なファイルの操作も必要になるため、エクスプローラに表示されるように設定を変更します。