次に、比較演算の結果から、決まった条件を満たした場合のみ、処理を実行する方法を紹介しましょう。
例として、 a
という変数の値が整数値 100
に等しければ「100点満点!」 と出力する処理を書いてみます。
条件による処理の分岐は、if 文 で行います。 if
文は次のように記述します。
if 条件式:
処理1
処理2
...
このように記述すると、条件式
の結果が True
になったとき、処理1、処理2、... が実行されます。条件式
が False
の場合は、処理1、処理2 は実行されません。
比較演算 a == 100
が True
の場合のみ、メッセージを出力する処理は、次のように記述します。
In [10]:
a = 100 # 変数a に 100を設定する
if a == 100: # a が 100 と等しければ、print()関数を実行する
print("100点満点!")
このプログラムを実行すると、100点満点!
と出力されます。 比較演算 a == 100
の結果が、True
になるので、if 文
以降に指定した処理が実行されます。
if 文の書き方¶
if
文は、 まず if 条件式:
という行で始まります。 条件式の後ろに、:
記号が必要ですので、忘れないように気をつけてください。
if 条件式:
の次の行から、条件式が True
となった場合に実行する処理を記述します。
インデント¶
条件が満たされたときに実行する処理は、行の先頭に スペース文字 を 4文字 入力してから記述します。
if a == 100:
処理1
処理2
処理3
^^^^
スペースを4文字入力
このように、行の先頭にスペース文字を入れて段付けすることを、インデント と言います。インデントは、かならず スペース4文字 で行います。
条件式がFalseとなる場合¶
変数 a
の値を 100
以外にして、もう一度実行してみましょう。
In [11]:
a = 99 # 変数a に 99 を設定する
if a == 100: # a が 100 と等しければ、print()関数を実行する
print("100点満点!")
この場合には、100点満点!
は出力されません。 比較演算 a == 100
が、False
となるからです。